感動をつくる人たち|第14話 振付は、出演者を輝かせるためにある
- 4月28日
- 読了時間: 2分

振付師というと、 ダンスを作る人、ステップを考える人。
そんなイメージを持たれる方も多いかもしれません。
もちろん、それが最大の使命です。
けれど、現場で求められる役割は、実はそれだけではありません。
楽曲を魅力的に見せる振り付け。
物語の登場人物に命を吹き込む振り付け。
イベントやショーの中で、会場全体の空気を動かす振り付け。
振付師という仕事も、現場によって求められる力は、大きく変わります。
私たちA.M.Jチームの現場では、企画段階から振付師が関わることも少なくありません。
テーマは何か。
どんな音楽で魅せるのか。
どんな客層なのか。
出演者の人数はどうするか。
衣装のデザインをどうするか。
髪型はどうするか。
小道具はどうするか。
どんな感動を届けたいのか。
そんな制作の入口から参加し、まだ形のない作品を、少しずつ見えるものへと変えていきます。
そして振付師の大切な仕事のひとつが、演出家の頭の中にある構想を、具現化することです。
まだ誰にも見えていない景色。言葉になりきっていないイメージ。
その想いを、動きとして最初に形にしていく。
そして、演出家の求める作品になるよう、最後の最後まで諦めず、共に調整を重ねてくれる。
演出家と振付師は、一つの作品をつくる最高の相棒なのだと思います。
また、振り付けは動きだけで完成するものでもありません。
たとえば、このサックスのフレーズを、もう少し華やかに。
トランペットの入り方を、ここで強く。
ドラムのアクセントを、この動きに合わせてほしい。
そんな細かな部分まで、何度も磨き上げていきます。
リハーサルを見ながら、音楽アレンジャーと何度もキャッチボールを重ね、音と動きの呼吸を合わせていく。
その積み重ねによって、舞台の一瞬一瞬が、より鮮やかに輝き始めます。
出演者の魅力が伝わるように。音楽の力が最大限に届くように。会場全体が心を動かされるように。
振り付けは、出演者の魅力を引き出し、輝かせるために欠かせない役割です。
私は、いつもそう思いながら、今日も振付師に感動をつくってもらっています。
読んでくださってありがとうございます。 何か心に残りましたら、投稿記事に❤や、フォローして応援いただけると嬉しいです。
中間裕子(Y.Ai.Nakama)




コメント