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感動をつくる人たち|第6話本番こそ、もうひとつのキャッチボールが始まる

  • 4月20日
  • 読了時間: 3分

更新日:4月27日


舞台やイベントは、幕が開くその瞬間に始まるわけではありません。

会場との打ち合わせが始まったその日から、もうひとつの大切なキャッチボールは、すでに動き出しています。


それは、運営スタッフとのキャッチボールです。


会場の導線確認。搬入時間の調整。舞台・音響・照明・映像・衣装に関わる準備と設置計画。出演者の入り時間。リハーサルの進行。安全面への配慮。

本番当日を滞りなく迎えるために、見えない場所では数えきれないほどの準備が積み重ねられています。

A.M.Jの運営チームにも、いつも大きな力を貸してくれる仲間たちがいます。

ステージマネージャーとして、会場との細やかな調整を行い、舞台・音響・照明・映像・衣装など、作品に関わるすべての準備、機材搬入から設置、テクニカルリハーサルまでを支えてくれる人たち。


そして、本番当日のタイムスケジュールに合わせ、出演者を含めた全体リハーサルを進めながら、細かな部分にまで目を配り、必要な確認や提案を重ねてくれる。


そのひとつひとつのキャッチボールに、私は何度も助けられてきました。


作品をより良く魅せるために。本番をより安全に進めるために。

見落としがないように。無理がないように。

気になる点があればその場で確認し、みんなで一番良い方法を探していく。

その存在は、本当にありがたいものです。


本番が始まれば、現場は秒単位で動きます。

出演者の出入り。舞台転換。音響や照明のタイミング。衣装替えの段取り。お客様の導線。会場全体の安全確認。

すべてが同時進行する中で、落ち着いて全体を見渡し、必要な判断を重ねながら進行していく。

その姿には、いつも頭が下がります。

そして仕事は、幕が降りたら終わりではありません。


すべての機材を搬出し、舞台袖も、客席も、控室も、何もなかったかのように整え、空っぽになった会場を最終確認して、会場スタッフの皆さまへお返しする。


そこまでやり遂げて、ようやく一日が終わります。


表には見えないけれど、その責任感と働きぶりがあるからこそ、私たちは安心して作品づくりに集中することができます。


幸い、これまで大きなトラブルに慌てるような場面は、ほとんどありません。

それは、準備が行き届き、信頼できるメンバーが揃っているからだと思います。


もし何かが起きたとしても、決して慌てず、騒がず、誰かが走り、誰かが調整し、誰かが笑顔でつないでいく。


そんな姿が、自然に思い浮かぶチームです。


舞台の上で輝く人たちだけが、感動をつくっているわけではありません。


見えない場所で、黙々と支え続ける人たちがいる。

その力があってこそ、幕は上がり、拍手へとつながっていくのです。

本番こそ、もうひとつのキャッチボールが始まる。

私は、いつもそう感じています。      記:中間裕子(Y.Ai.Nakama)


 
 
 

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