感動をつくる人の原点|番外編 アルバムを開く日
- 8月11日
- 読了時間: 3分

第9話を書き終えたあと、 久しぶりに宝塚時代のアルバムを開いてみました。
ページをめくっていると、 「ああ、こんな役もやったな。」 「この衣装、懐かしい。」 そんな記憶が、次々と蘇ってきます。 今日は、番外編として、 皆さんと一緒に、懐かしい宝塚時代のアルバムをめくってみたいと思います。


宝塚の舞台では、作品や役によって、本当にさまざまな衣装を着せていただきました。
可愛らしい娘役もあれば、少し大人っぽい役もあり、 そのたびに、髪型やメイクも変わります。




華やかなレビューの舞台も大好きでしたが、もちろん、お芝居の作品にもたくさん出演しました。
時代も、国も、役柄もさまざま。衣装を着て、メイクをして、その役として舞台に立つ。今、写真を見返してみると、本当にいろいろな人物を演じていたのだなと思います。




そして宝塚の舞台では、
洋物だけでなく、日本物のお芝居やレビューショーの舞台にも立ちました。
衣装さんに、着物を着付けていただき、床山さんに、かつらをつけてもらい、
宝塚独特のオーケストラの演奏で日本舞踊を踊る。
同じ舞台の上でも、
そこにはまた、まったく違う世界がありました。



そして、日本物では、こんな役も。
山本周五郎原作『ちいさこべ』をもとにした『小さな花がひらいた』では、焼け出された子どもたちの中の、やんちゃな男の子を演じました。


もちろん、男の子ばかりではありません。(笑)
こんな可愛らしい女の子を演じることもありました。


そして、ページをめくっていると、こんな写真も出てきました。(笑)
レビューショーでは、時には、こんな役になることもありました。
サーカス団のシーンで、馬になって、タップダンスをソロで踊りました。

そんな写真を眺めながら、アルバムをさらにめくっていきます。
そして、 そこに出てきたのは、宝塚を退団した日の写真でした。


アルバムをめくりながら、ふと、一つの歌を思い出しました。
『宝塚 我が心の故郷』。
劇団在団中は、幾度となく歌ってきた曲です。
「いつか夢に見し 美わしのパラダイス」
あの頃は、何気なく歌っていたように思います。
でも今、こうして宝塚時代を振り返りながら、あらためてこの歌を思い出すと、なぜでしょう。じーんと、胸にくるものがあります。
今になって、この歌の意味が少しわかるような気がします。
こうして久しぶりに写真のアルバムを開いてみると、忘れていた景色や、懐かしい舞台の記憶が、次々と蘇ってきました。
歌って、踊って、お芝居して。いろいろな役を演じて、たくさんの先輩方、そして大切な同期や後輩たちと、同じ舞台に立った日々。
あの頃の私は、まだ、自分がこの先、演出する側の人生を歩いていくことなど、知る由もありませんでした。
でも今振り返ると、あの舞台で経験した一つひとつが、その後の私につながっていたのだと思います。
今日は少し寄り道をして、懐かしい宝塚時代のアルバムを一緒にめくっていただきました。
そろそろ、アルバムを閉じましょう。
そしてまた、次の新たなページへ。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
中間裕子(Yuko.Ai.Nakama)




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