感動をつくる人たち|第12話 たった30分に、感動を詰め込む難しさ
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更新日:15 時間前

テーマパークのライブショーは、
多くの場合、20分〜30分ほどで上演されます。
それには理由があります。 劇場へ足を運び、ひとつの作品をじっくり観る時間とは少し違い、パーク内には、アトラクションやアトモスフィア、食事や買い物など、一日を通して楽しめる魅力が、数多くあふれています。
そのさまざまな時間の中で、ショーもまた、心に残るひとつの体験として存在しているからです。
もちろん、ショーを目的に来られるお客様もいらっしゃいます。
何度訪れても、何度観ても、また楽しい。
それは、絶対に必要なことです。
けれど同時に、その日初めて観て、もしかすると二度と観ることができないお客様もいます。
地方から旅行で来られた方。
たまたま通りかかって足を止めてくださった方。
そんな方にも、楽しかった。
元気をもらえた。
勇気が湧いた。
また来たいと思えた。
そんな何かを持ち帰っていただきたいと、演出家は考えます。
だから、短いショーには起承転結が必要になります。
始まってすぐに心をつかみ、
飽きさせず、
流れをつくり、
驚きや笑顔を生み、
そしてラストの数分で、心に何かを残すこと。
たった30分。
けれど、その中にはたくさんの想いと工夫が詰まっています。
限られた時間だからこそ、磨かれた美しさがあります。
この考え方は、テーマパークだけの話ではありません。
企業様の懇親会やパーティーで行われるライブショーも、多くは20分前後という限られた時間の中で上演されます。
ご挨拶、乾杯、お食事。
その流れの中で登場するエンターテインメントだからこそ、始まってすぐに心をつかみ、会場の空気を変え、笑顔を生み、心をひとつにしていく。
そして最後に、「今日はいい時間だったね」と感じていただくこと。
そこにもまた、短い時間だからこその難しさと、やりがいがあります。
それは、その30分が、誰かの一生の思い出になることもあるのです。
私は、そんな時間の魔法を信じています。
読んでくださってありがとうございます。
心に残りましたら、応援いただけると嬉しいです。
中間裕子(Y.Ai.Nakama)




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