感動をつくる人たち|第17話 削ってはいけない予算がある
- 5月1日
- 読了時間: 2分

ショーやイベントの打ち合わせをしていると、必ずと言っていいほど出てくる言葉があります。
「もう少し予算を抑えられませんか?」
もちろん、それはとても自然なことです。
限られた予算の中で、より良いものをつくりたい。誰もがそう考えます。
私たち制作側も、できる限り工夫します。
演出内容を見直したり、 構成を調整したり、 別の方法を考えたり。 衣装や大道具・小道具のデザインを工夫したり、 素材や仕様を見直したり。 ときには、照明や演出の力で、より魅力的に見せる方法を考えることもあります。
限られた条件の中で、最大限の満足を目指すのも仕事のひとつです。
けれど、現場には削ってはいけない”予算”と”準備”があります。
それは、派手な演出や目立つ装飾とは限りません。
安全確認のための人員。
進行を支えるスタッフ。
事前の打ち合わせ。
リハーサルの時間。
音響や照明の確認作業。
トラブルを防ぐための準備。
お客様の目には見えにくい部分かもしれません。
でも、本番が何事もなく進み、皆さまに心から楽しんでいただけるのは、そうした見えない積み重ねがあるからです。
華やかな舞台ほど、その裏側では地道な準備が続いています。
限られた予算の中で、どこを工夫し、どこを守るのか。その判断には、経験と責任が問われます。
ただ削るのではなく、本当に大切なものを残すこと。
それもまた、感動をつくる人たちの仕事だと思っています。
読んでくださってありがとうございます。 心に残りましたら、応援いただけると嬉しいです。
中間裕子(Y.Ai.Nakama)




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